ぴったりの靴を見つける方法
ぴったりの靴を見つける方法
「ぴったりフィットの靴がとても大切らしいということは分かった・・・
でもどうやって探したらいいの?」
前回の「靴の選び方 基本編」でもざっくりと紹介しましたが
改めて、確実な基本の探し方です!
まず流れをキーワードでご説明します。
①サイズ
②用途
③試着
④動き回る
⑤調整
⑥慣らし期間
今日はこの6点をお伝えしますね!
(この後はかなりボリュームのある内容になっておりますことを先に申し上げておきます)
①足のサイズ、形、特徴を把握する
前回、セルフで足を測る方法をご紹介しました。
詳しくは以前の記事をご覧ください。
お店で測ってくれるサービスがあれば、ぜひ利用してみてください!
3D計測器でも、手での採寸でも構いません。サイズの目安を知ることが大切です(*´꒳`*)
ご自身の足の特徴まで説明してくれることも多いですよ。
ちなみにこの写真の足(私です)は、足自体は小さく、足の指がやや長め。
右より左足の方がやや小さい。
かかとは小さめ。巻き爪があります。
足をにぎると柔らかめで、締め付けに慣れています。
②用途をはっきりと確認する
「旅行用のたくさん歩ける靴を買いに来たのに、つい綺麗なパンプスを買おうとしてしまった・・・」
とはよくあることなのです。お気持ちは分かります!
大きなジャンルだけでなく、いつ、どんな場所を、1日にどれくらい歩くつもりで・・・など、しっかりイメージして靴を選びにいきましょう。
どんな人に会う?
地面が土の場所?石畳の場所?
雨が多い地域?
脱ぎ履きが多くなる場所?そんなに脱ぎ履きは頻回にならない?
どんな服や鞄に合わせたい?
イメージになるべく近い靴を選びたいですね。
③目当ての靴を見つけたら前後のサイズも含めて試着してみる
商品によって、靴全体の比率が違っていたり
足の締まり方に個人差があったりします。
計測して分かったサイズは、あくまで目安です。ぜひ、前後のサイズもお試しさせてもらいましょう♪
例えば弊社社員(私です)
足計測の結果は、21〜21.5㎝という感じ。
まず21.5を履いてみます。
靴べらがなくても「すぽっ」と入り、かかとに隙間・・・これは大きそうだぞ?
かかとを上げてみたら、靴は置き去り。21.5㎝では大き過ぎます。
次に21.0㎝を履いてみます。
隙間なく収まっています。
横幅は、着物の帯で締められているくらいのぴったり感。
歩く動作をしてみると、靴がちゃんとついてきます。
21㎝でいいのかな?
確認のため、20.5㎝を履いてみます。
入った・・・けど
痛い!一歩も歩けない!!
これは小さすぎ。
では21.0㎝がいいみたいですね!
④アクロバティックに!?動き回る!!
足全体がぴったりと掴まれる感覚のものを履き、店内をガシガシ歩いたり、背伸びをしたりしましょう。
靴屋さんだと遠慮をなさってゆっくりそっと歩かれる方が多いです。
ご遠慮なく!いつもの動作をしてください。
しゃがむことが多い方は、何度もしゃがんでみてください。
急ぎ足で歩くことが多い方は、大きな歩幅で歩いてみてください。
階段の上り下りが多い方は、店員さんに階段の上り下りをさせて欲しいと伝えてください。
その靴を履いて実生活を送る、そのシミュレーションをしっかりしてみてください!
⑤調整してもらう
サイズや形が自分の足とかなり相性が良さそう!というところまで来たけど、
それでも当たって痛いところ、ゆるいところなどがあれば、
店員さんに相談し、不快感が減るよう調整してもらいましょう。
革の重なりが気になる場合は叩いたり、靴の革をピンポイントで伸ばしたりもできます。
どう考えても大きいサイズの靴に中敷をたくさん詰めるのはご法度です!
のっぴきならない事情がない限りは避けましょう。
ここまでで納得いったら購入しましょう(*´꒳`*)
文字で見ると途方もなくめんどくさそうかもしれませんが、足と靴のミスマッチや、たびたび靴を探しにいく面倒は減らせます!
⑥慣らし期間をとる
ぴったりの靴を買えた!このまま履いて帰ろー♪
早速明日から履いていこー♪
これで明日の旅行も安心♪
これはあまりおすすめしません。
どんなに慎重に選んでも、やはり新品の靴は硬いです。
フルオーダーで作った靴でさえもそうです。
いきなり丸1日履くと、小指の骨が当たって砕けそう!かかとの靴擦れで血まみれ!!
みたいなことが起き、二度とその靴を履きたくなくなります。
また靴選びに失敗した・・・と落ち込んでしまうかもしれません。
でもこのトラブルを、100%靴のせいにしてしまうのはもったいないです。
初日は履くのは長くても30分くらい。徐々に履く時間を伸ばし、足と靴が仲良くなるのを待ちましょう。
1ヶ月もすると、すっかり親友になるかもしれません(*’▽’*)
長く履いているうちに気づいた点は、買ったお店や信頼できるシューフィッターがいるところで再調整してもらうのがおすすめです!
かかとやつま先のすり減りは、こまめに修理してもらいましょうね。
せっかく仲良くなった靴ですから、長持ちさせましょう( ´ ▽ ` )